プラチナカードのメリットと申し込み方法

プラチナカードのメリットと申し込み方法

プラチナカード

かつては、最もステータスの高いクレジットカードといえばゴールドカードでした。
バブル景気に日本が躍っていた時代、財布の中に金色に光り輝くゴールドカードを垣間見せただけで、一目置かれるような存在でした。
しかし現在、ゴールドカードは比較的誰でも手が届く存在となっておりますが、その大きな要因となっているのがプラチナカードの誕生です。
ゴールドカードよりもステータスの高いプラチナカードが登場したことにより、ゴールドカードの価値は相対的に下がったのです。

 

プラチナカードのメリット

ステータスが高い以外に、プラチナカードにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

ブラックカードへのステップとして

まずは、より高いステータスのクレジットカードへのステップとなります。
クレジットカードにはプラチナカードよりもさらにステータスの高いクレジットカード、いわゆる「ブラックカード」が存在します。
アメックスの「センチュリオンカード」、ダイナースクラブの「プレミアムカード」、スルガ銀行の「VISA Infiniteカード」などがその代表です。
アメックスの場合、センチュリオンカードの下にはプラチナカードがあり、プラチナカードを持っていることがセンチュリオンカード獲得への道ともいわれています。
ゴールドカードから一足飛びで、あるいはいきなりブラックカードを手にすることはほぼ不可能ですので、プラチナカードで十分に実績を作ることが重要です。

 

充実した付帯サービス

また、付帯サービスもゴールドカードよりもランクが上、あるいはゴールドカードには存在しないサービスも存在します。
例えばホテルの優待特典ですが、これはゴールドカードにも付帯している特典です。
しかし、プラチナカードが優待特典の対象としているホテルは、ゴールドカードのそれよりもはるかにグレードの高いホテルです。
そして、コンシェルジュサービスはプラチナカードならではのサービスといえるかもしれません。
年会費が必ずしも安くないプラチナカードの元を取るか否かは、コンシェルジュサービスを使いこなすかどうかにかかっているといっても過言ではありません。

 

プラチナカードへの申し込みについて

招待されなければ持てないプラチナカードもある

「どうせカードを持つならば、より高いステータスの高いカードを持ちたい」と、プラチナカードの所有欲に駆られることでしょう。
そのためには、どのようにしてプラチナカードに申し込むのかを知っておかなければなりませんが、プラチナカードは新規申し込み以外にも申し込み方法があります。
当該プラチナカードの下位カテゴリに位置するゴールドカードをまずは保有して、利用実績を積み上げることで初めてプラチナカードへの招待状(インビテーション)が届くのです。

 

主な条件は「30歳以上」「年収700万円以上」「勤続5年以上」

ちなみに、インビテーションを受け取るための一般的な条件としては、「30歳以上」「年収700万円以上」「勤続5年以上」の3つの条件をクリアしていることが望まれます。
一般的なクレジットカードが「18歳以上」「継続安定した収入」「勤続年数は不問」としているのと比べると、プラチナカードの入会条件がいかに厳しいかは一目瞭然。
もちろん、プラチナカードによっては「30歳以上」「年収700万円以上」「勤続5年以上」のいずれかの条件が緩和されている場合もありますが、クリアしているに越したことはありません。
しかし中には、3つの条件のうち1つくらい条件を満たせない人もいることでしょう。
年齢だけが条件を満たしていなくても、年収がそれを補って余りあるほどあれば、20代後半の人でもプラチナカードは取得できるかもしれません。
また、3つの条件以外にも「職業」「勤務先」「ショッピング枠の限度額」など、入会の際に重視される条件はたくさんありますので、他の条件で足りない分をカバーすることもできます。

 

利用実績は重要

そして、インビテーション制のプラチナカードで何よりも重視されるのが、「利用実績」です。
ゴールドカードを頻繁に利用しており、しかもその利用先がステータスの高い店舗だったりすると、プラチナカードへの道は大きく開けます。
気になる年間の利用実績ですが、年間で200万円から400万円はほしいところです。
もちろん、頻繁に利用しているだけでなくしっかりと返済していることも求められますが。

 

直接申し込み可能なプラチナカード

プラチナカードの中には、インビテーションが必要なものと直接申し込みが可能なものとがあります。
まずは、直接申し込みが可能なプラチナカードをいくつか見ていきましょう。

 

MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

まず紹介するのは、「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」です。
年会費は税別2万円で、家族カードを1枚年会費無料で追加できますが、2枚目以降は1枚税別3000円の年会費が発生します。
「原則として学生を除く20歳以上で、本人に安定した収入のある方」が申し込み資格となっております。

 

「プラチナ・コンシェルジュサービス」により、国内外のレストランの予約、海外のミュージカルチケットの手配、海外での急なトラブルや急病への対応まで承っています。
厳選された高級ホテルや高級旅館のみを対象とした会員制の宿泊予約サービス「relux」ですが、このカードを持っていれば、最低価格保証の宿泊プランよりさらに5%お得な優待価格でご利用いただけます。

 

ポイントプログラムは、「グローバルポイント」を採用。

1000円利用ごとに1ポイントがたまり、500ポイントたまるとTポイント2250ポイント、JALマイレージバンク1000マイルなどに移行可能です。
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、さらにポイントがたまりやすくなっており、初年度に限り国内ポイント1.5倍、指定した記念月はポイント2倍などの優遇サービスがあります。

 

シティ プラチナカード

次に紹介するプラチナカードは、「シティ プラチナカード」です。
年会費は税別35000円で、家族会員の年会費は無料となっております。
ホームページに記載されている入会の目安は「25歳以上」ですが、それ以外にも「シティ プラチナカードとして所定の審査があります」と記載されています。

 

「ダイニングセレクション」のサービスは、2名様以上でご利用いただくと1名様分の料金が無料になるという太っ腹のサービス。
世界最大の空港ラウンジプログラムである「プライオリティパス」を、年会費利用料とも無料で利用可能です。

 

ポイントプログラムは、100円利用ごとに4ポイント(リボ払いで5ポイント)が付与されます。
年間の利用額が50万円を超えると、通常ポイントとは別に2500ポイントが、150万円を超えると1万ポイントがボーナスポイントとして付与されるのです。

 

三井住友プラチナカード

最後に紹介するのは「三井住友プラチナカード」です。
年会費は税抜5万円で、家族会員は無料です。
申込対象として記載されているのは、「原則として、満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」ですが、その他独自の審査基準もあるようです。

 

券面は黒×プラチナと黒×金の2種類から選べます。
中国へ頻繁に行く方に便利な「三井住友銀聯(ぎんれん)プラチナカード」もあります。

 

ポイントプログラムは「ワールドプレゼント」。
100円ごとに1ポイントが付与され、ポイント有効期限は4年間です。
景品交換や、ANA、シンガポール航空、アリタリア−イタリア航空のマイレージに移行も可能です。

 

ゴールドカードのインビテーションで持てるプラチナカード

ここでは、ゴールドカードのインビテーションで持てるプラチナカードを紹介しましょう。

 

JCBザ・クラス

JCBブランドの最高峰クレジットカードで、限りなくブラックカードに近いプラチナカード、それが「JCBザ・クラス」です。
年会費は税別5万円で、そのスペックの高さと比べるとコストパフォーマンスの高いプラチナカードと言えそうです。

 

JCBゴールド」の会員となったうえで、2年連続100万円以上のショッピング利用をすると、JCBザ・クラスに準ずるいくつかのサービスを実質無料で追加することが可能です。

 

アメックスプラチナ

次に紹介するのは、「アメックスプラチナ」です。
気になる年会費ですが、136500円となっており、家族カードは4枚まで発行無料となっております。

 

アメックスならではの条件として、利用実績を非常に重視する傾向があります。
他に多くのクレジットカードや消費者金融のカードを持っていると不利ですし、延滞をしているのは言うに及びません。
その上で、「トラベル&エンターテインメント」を標榜しているアメックスのイメージに合致するようなカードの使い方がいいでしょう。
海外で利用したり、オペラ鑑賞をしたりすると有利かもしれません。

 

プラチナ並みの価値がある「ダイナースクラブカード」

厳密にいうとプラチナカードではありませんが、それに比肩するスペックを持っているのが「ダイナースクラブカード」です。
年会費は税別22000円で、家族会員は税抜5000円です。
入会条件は、「27歳以上の方」と記載されています。

 

ダイナースはその名前の通り、グルメに強みを持つカードです。
「エグゼクティブダイニング」では、1名様分のコースを優待価格で提供してくれ、一見さんではなかなか入れない高級料亭も、ダイナースが会員に代わって予約をしてくれます。

 

いかがでしょうか?
プラチナカードの世界はとても魅力的ですよね。
この魅力を堪能したいのであれば、インビテーションや直接申し込みでぜひご堪能ください。
キャンペーン期間中であれば、少し基準が緩くなるプラチナカードもあるようですよ。