今話題の気になるコラム | 大人のゴールドカード

持ってみて分かったアメックスゴールドの本当の価値

アメリカンエキスプレスゴールド

 みなさんは「出かける時は忘れずに!」というアメックスのCMをご覧になったことがあるでしょうか? 40代以上の方なら覚えがあるかと思いますが、今から約30年前のアメックスカードを紹介するTV CM で当時ゴルフ界の帝王ジャックニクラウスがゴルフ場でアメックスの魅力を伝える最後のセリフをつたない日本語で「デカケルトキ ハ ワスレズニ!」と言って終わる当時の流行語にもなったコマーシャルでした。

 

アメックスゴールドカード所有してまだ数年ですが、今までのさまざまなシチュエーションでの利用でこのアメックスのゴールドカードが出かける時には忘れてはならない存在となり、日々の仕事、生活での価値ある一枚のカードであることをお伝えいたしたいと思います。

 

1.ゴールドカードを所持するきっかけ

 まず、私自身のクレジットカード所有はVISA , MASTER , JCB(どれもほぼ年会費無料のクラシックカード)とアメックスゴールドカードを持つ前までには既に持っており、国内でのカード決済にはなにも不自由することなどはありませんでした。少なくともこの3社のカードで使えないところを探すのが苦労するくらいで思いつくのはCostcoくらいでしょうか?

 

しかしあるきっかけでアメックスのカードを持ちたいと思うようになったのです。
それは、部下と行った地方出張での出来事で、朝一から空路羽田空港からの日帰り出張で出発ロビーでの搭乗を待っていると、航空機のメンテナンスで出発の遅延となり、その後キャンセルとなって、次便で向かうこととなったのです。次の便までは3時間もあり、先方へのスケジュールの変更は了解を得たものの、さてこの3時間をどうしようかと思っていると、部下が「○○課長、ラウンジで待っていましょうよ、そこで作戦を練り直しましょう!」といってラウンジに向かってすたすたと歩いていくのです。

 

その当時私は空港のラウンジなんて海外へ行くビジネス、ファーストクラスの人達が専用のラウンジで搭乗時間まで過ごすゴージャスな空間という認識しかありませんでした。ラウンジの受付でカードを出して会計を行おうとする部下に、「いいよ、自分が払うよ!」と言うと、受付の方が代わりに「いいえこちらは無料でご利用いただけます。」と言ってカードを部下に渡したのです。その時のカードがアメックスのゴールドカードだったのです。一緒に仕事をしてきて初めて彼がゴールドカードのホルダーということにも驚きましたが、ラウンジがこのようなカードを所持する人たちのサービスとあることに二重に驚いたことを覚えています。フリードリンク、広めの喫煙ブース、ゆったりと座れるソファ、ノートパソコンを広げられるデスク、3時間ほどの待ち時間を快適に過ごすのにはうってつけの場所でした。

 

喫煙ブースでコーヒを飲みながらくつろいでいるところへ部下がやってきて、「今日は時間的に戻れませんので、近くのビジネスホテルをとっておきました。終わったらゆっくり休みましょう」と予約をとって会社へ報告も済ませていたようです。自分は現地で探せばいいかなと思っていましたが、週末にあたる空港近接のビジネスホテルは満室が多いはずで後から聞けばアメックスのデスクに電話をして当日のホテルをおさえてもらったとのことでした。

 

良くできた部下とダメな上司の話しですが、彼のアメックスゴールドカード付帯するサービスでストレスなくこの出張を終えることができました。
そして出張から帰るや否や、アメックスカードの申し込みをしたのです。(彼のインビテーションで最初からゴールドカードの申請までできました。)

 

2.通常のカードとは違うワンランク上のサービスについて

 アメックス社は旅行関連事業も営んでおり、旅行(Travel)、娯楽(Entertainment)に非常に力を注いでいて、このT&Eのサービスが秀逸といえます。
 数多くあるサービスの中で、ワンランク上のサービスであると感じるのは、前述した空港のラウンジの無料利用(同伴者1名も無料)、旅行傷害保険に関しては海外で最高1億円、国内旅行は最高5000万の保障(家族保障有、カード利用無しでも保障の対象となる)があります。これは他カードと比べるとプラチナ相当のレベルであり、ダイナースカードとほぼ同等のレベルです。海外旅行での遅延保障、受託手荷物の紛失時の補償など、昨今は保障も渋い航空会社ですので、即時に対応してもらえるサービスは心強かったりします。
家族カードの無料発行(1名まで)、ゴールドダイニングという国内外約200店のレストランで所定のコースメニューの半額(2名分の予約で1名が無料となる)で利用出来たり、ホテルでも最大80%の割引が受けられたりします。
電話での問い合わせのゴールド専用のデスクも用意され、紛失時の緊急発行、サービスに関する問い合わせなども待たせることなく繋がります。
AMERICAN EXPRESS CONNECTという総合サイトではさまざまなプログラムがあり、見ているだけでもゴールドカード向けの特別なプログラムなのだと感じます。ショッピング・ダイニング・トラベル・エンターテイメント・ライフスタイルのカテゴリーに分かれ、優待割引がついてのサービスが提供されています。
 他のゴールドカードと総合的に比較してもサービスの質、量ともにワンランク上のカードであると言えます。

 

3.使ってこそ得られるアメックスゴールドの価値

現在、年会費は29,000円(税別)とゴールドカードの中では一番高く、これから所持する方はきっとそのコストを気にされるかと思います。しかしこれだけの年会費を払っても付帯サービスの享受、使うことで還元されるサービスで得られる金額を換算してみたいと思います。

 

まず、空港のラウンジなどの利用金額を換算すると10,000円くらい私は毎年利用しており、同行者1名も無料となりますので、それ以上の金額になるかと思います。
さらに、これはカードを使用する各会員の利用状況のリサーチがあると思うのですが、キャッシュバックキャンペーンのお知らせ(メール)がよく届きます。スーパー、ネットショップ、ガソリンスタンドなどの利用がある私ですが、そういった施設の利用10,000円程度の利用で2,000円から3,000円のキャシュバックがあります。スーパーでは日用品を買いますし、ネットショップでは本も買います。ガソリンも入れますから、当然無理なくキャッシュバックを受け取れます。その金額は10,000円を軽く毎年超えますので、これだけで年会費の半分近くが戻ってくる換算となります。

 

また基本的には100円に対しての1ポイントが付きますので、航空会社の利用などだと1ポイントが1円の換算になり、年間では10,000円ほどの利用もできます。トータルであれば支払った年会費が戻ってくる換算となります。
また、コンシェルジェデスクを利用することにより、海外や国内旅行手配(なかなか予約できない劇場、温泉宿など)、ちょっとしたプレゼント(誕生日に花を贈ったり、海外からのお取り寄せなど)、ちょっとした差し入れ(自分が欠席する代わりに、パーティーにワインや花を差し入れる)、などでも。レストランなどの予約でも、デスクから申し込むと良い席が用意されていたりする事もあります。

 

自分で探して頼むことも当然できることですが、予算の相談から品物の選定なども含め非常に親身に対応してもらえるデスクを一度利用するとやめられなくなります。これはクラシックカードでは叶えられないサービスで、アメックスゴールドの価値を高めている部分であると思います。

 

 昨今は各クレジット会社がゴールド、プラチナを発行し、提携カード、若者向け用のゴールドカードもある時代で、特にゴールドカードしてのステイタスは薄れてきているのかなとも感じますが、日本ではアメックスが初めて発行した当時の最高位カードであり、その価値、ステイタスは依然としてあると感じます。
見栄で持つカードでもないですが、私の良くできた部下のようにさりげなく必要な時に使う紳士のカードであり、いざという時に頼りになるクレジット機能だけではない、まさに“出かける時は忘れずに!”といつも財布に収まるアメックスゴールドカードです。


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