エポスゴールドカードの実際に利用してみたわかったメリット・デメリットと申し込み方法
エポスカードとは、マルイや空港をよく利用する方にオススメのクレジットカードです。私自身は最近あまりマルイを利用していないのですが、それでもエポスゴールドカードをメインのカードとして使い続けています。この記事では、エポスゴールドカードについてご紹介していきます。
■エポスカードの特徴
◎年会費・入会金無料
エポスカードは、年会費・入会金ともに完全無料のクレジットカードです。1年間に1度も利用がなくても年会費を請求されることはないので、サブカードとしても安心して持っていられます。ETCカードの年会費も無料です。
◎マルコとマルオの7日間で10%割引
マルイでは、年に4回「マルコとマルオの7日間」と呼ばれるセールが開催されます。この期間中は、マルイでエポスカードを利用して買い物をすると10%OFFとなります。名前の通り7日間開催されるこのセールでは、マルイ全店はもちろんマルイのオンライン通販サイトである「マルイウェブチャンネル」でもエポスカード利用で10%OFFでお買いものをすることができます。
◎ポイントについて
エポスカードのポイントは、通常のクレジットカード利用の場合は200円で1ポイントが付与されます。マルイの店舗やマルイウェブチャンネルで利用の場合にはポイントが2倍となり200円で2ポイントが付与されます。また、3回以上の分割払いやリボ払いを利用するとさらに200円につき1ポイントが加算されます。マルイの店舗に限り、カードを提示しての現金払いでも200円で1ポイントの付与を受けることができます。
ただし、2016年4月からこのポイントは変更となり、マルイの店舗やマルイウェブチャンネルでの現金払いによるポイント付与は廃止となり、クレジットカード払いの場合にもその他の店舗で利用した場合と同じく200円で1ポイント、分割払いの場合には200円で2ポイントの付与となります。
また、エポスカードでは楽天Edyへのチャージでポイント付与を受けることもできます。
楽天Edyにチャージする場合には1000円で5ポイントが付与されます。さらに、楽天Edyのサービスである「Edyでポイント」を利用すると、Edyの利用金額に応じて直接エポスポイントを貯めることが出来ます。で貯めるポイントをエポスポイントに設定しておけばEdy利用額200円ごとに1ポイントの付与を受けることもできます。
貯まったポイントは1ポイント1円換算で500ポイントからマルイのお買いものに利用することができます。その他に、iTunesギフトコードや全国共通ギフト券、クオカードなどに交換することも可能です。
マルイでポイントを使う際には、レジで支払いの際にポイント利用の旨を伝えればその場で値引きしてくれます。ある程度ポイントが貯まっているとあちらからポイント利用についてどうするか尋ねてくれることもあります。
最近は、私自身はクオカードに交換してもらうことが多いです。ほとんどのコンビニで使えるうえに有効期限もないので、日々のちょっとした買い物などに重宝します。
◎海外旅行保険自動付帯
海外旅行中に病院を利用すると高額な治療費がかかってしまいますが、エポスカードには海外旅行の際の保険が自動付帯となっています。
死亡・後遺障害の補償は最高500万円と他のカードに比べて低めですが、怪我をした際の障害治療費用が最高200万円、病気を治療した際の疾病治療費用が最高270万円と大きな額になっていることが特徴です。
海外旅行で最も使う可能性が高い治療費の補償が高くなっているのはうれしいですね。なによりも年会費が無料ですから、海外旅行の前には持っておきたい一枚です。
この保険は自動付帯のため、カードを持っているだけで保険の効力を発揮します。ただし、国によっては入国の際に保険証書の提示を求められることもあります。私は、先日ドイツに旅行した際に旅行会社から証書を用意するように言われました。その場合には、サービスデスクに電話をすると英語で書かれた証書を発行してもらうことができます。
証書の発行までには2週間ほどかかると言われましたが、実際は数日で自宅に郵送されました。料金などはかからないので、もし必要になった場合は早めに手続きをしておくとよいと思います。
◎世界38都市のトラベルサポートデスク
海外旅行をする方にうれしいサービスがもうひとつ。エポスカードでは世界各地に海外サポートデスクが用意されています。サポートデスクでは、現地の最新情報や空港・出入国の案内、観光案内に加えてレストランやコンサート、スポーツ観戦の予約手配などをお願いすることができます。
さらに、パスポートの紛失や盗難、事故などのトラブル時のアドバイスを受けることも可能。もちろんすべて日本語で対応してもらえます。旅行先の言語に自信がない場合には近くのサポートデスクの場所を調べてから渡航するとよいかもしれませんね。
◎様々な店舗で割引利用可
エポスカードでは、優待を受けられる店舗もたくさんあります。例えば、ファミリーレストランのロイヤルホストではカードを提示すると10%OFF、東急ハンズでのエポスカード利用でエポスポイント5倍、カラオケのシダックスではルーム料金30%OFFなど、その優待の範囲は多岐にわたります。
優待を受けられる店舗やサイトはエポトクプラザで確認することができるのですが、本当に驚くほどたくさんの優待サービスが用意されています。これだけあれば、ひとつくらいは自分がよく使うサービスが見つかるのではないでしょうか。
私がよく使っているのはロイヤルホストです。支払いの際にレジで提示するだけで10%OFFとなります。エポスカードで支払いをする必要はないので、割り勘の際などにも揉めずに済んでスムーズです。ファミリーレストランとしては少々お高いお店ですので、10%OFFはなかなか大きいですよ。お友達と食事をする際などにも割引になる旨を伝えると喜ばれます。
◎エポスバーチャルカード利用可
ネットショッピングなどを利用するとき、クレジットカード番号を入力するのに不安を感じたことはありませんか？特に、初めて使うサイトや海外のサイトを利用するときなどは不安が大きくなりますよね。
そんな時に「バーチャルカード」と呼ばれるものが便利です。持っているエポスカードとは別の番号をインターネット上で簡単に発行することができ、万が一不正利用されたり情報流出があったりした場合にもお持ちのエポスカード本体の番号が知られることはありません。また、利用しないときには利用上限額を0円に設定しておけば、万が一の時にも安心です。エポスNetを利用すれば、バーチャルカード番号の停止や新規番号の再発行も簡単にできます。
さらに、ショッピングのたびに利用したい分だけ利用可能額を設定できるので、必要最低限だけ可能額を設定しておけば万が一の際にも被害額を小さく抑えることができます。
■エポスゴールドカードの特徴
エポスカードをゴールドカードにアップグレードすると、様々なサービスが受けられるようになります。中でも私がありがたいと感じているのが空港ラウンジの利用とポイントの有効期限がなくなること。それらも含め、エポスゴールドカードの特徴をご紹介します。
◎年会費5,400円（税込）
エポスカードは年会費が無料ですが、エポスゴールドカードでは通常5,400円の年会費がかかります。
◎国内外22空港のラウンジを無料で利用可能
ゴールドカードのメリットと言えば、空港のラウンジを無料で利用できること。これを目当てにゴールドカードの利用を考えている方もいるのではないでしょうか。エポスゴールドカードでは、2015年10月現在国内19空港、海外3空港の合計22空港でラウンジを無料で利用することができます。
その他、空港での手荷物一時預かりサービスが15%OFFになったり、空港での手荷物配送サービスが割引となったりと、特に海外旅行をする方にとってはうれしいサービスがたくさん用意されています。
◎ポイント永久不滅
エポスカードを利用したときに付与されるエポスポイントには、通常2年間の有効期限が設けられています。しかし、ゴールドカードを申し込むとそのポイントは永久不滅となり有効期限がなくなります。お買いものでの利用金額があまり大きくないという方でも、有効期限を気にせずポイントを貯めることができます。
私は、ポイントを貯めるのは好きですがついつい交換するのを忘れて有効期限を切らしてしまうタイプなので、有効期限をこまめに気にしなくてもよいというのはとてもありがたいです。時々チェックした際に思わぬポイントが貯まっているというのもなんとなくうれしいものです。
◎年間利用額に応じたボーナスポイント
ゴールドカードにグレードアップすると、年間の利用額に応じてボーナスポイントが付与されるようになります。年間50万円以上の利用で2,500ポイント、年間100万円以上の利用で10,000ポイントが付与されます。
年間50万円というと月に42,000円程度。私の場合は携帯代などの固定費に加え日々の食材などの買い物にもこのエポスゴールドカードを利用しているため、この金額はさほど高いハードルではありません。ポイント還元率によっては他のクレジットカードを使うよりもエポスゴールドカードで50万円を超えることを狙う方が多くのポイントがもらえることもあるかもしれません。
◎選べるポイントアップショップ登録
エポスゴールドカードでのポイント還元率はボーナスポイントを除くと通常のカードと変わらないのですが、ゴールドカード限定で「ポイントアップショップ」を登録することができます。このサービスを利用すると、通常のポイントに加えてさらに200円につき1ポイントが加算されます。
登録できる店舗は3店舗まで。対象ショップは、スーパーやショッピングセンター、家電量販店はもちろん、公共料金や交通機関なども含まれているので自分が利用しているお店も必ず見つかるはずです。
一度登録しておけば後はそのお店で支払いをするたびに自動的にポイントが加算されますので、なるべく支払い金額の多いお店を探して登録しておくのがお得です。
◎エポスカードのメリットはすべて利用可
これらゴールドカードのメリットに加えて、通常のエポスカードのメリットはもちろんすべて利用することが可能です。
■実際に空港ラウンジを利用してみました
先日、海外に行く機会があったのでエポスゴールドカードで利用できるラウンジのうちの一つ、羽田空港の「SKY LOUNGE」を実際に利用してみました。
場所は、出国手続きを終えた後の4階中央。
※写真はイメージです。
受付カウンターでエポスカードと当日の搭乗券を提示するとラウンジを利用することができます。清潔な空間にソファーとテーブルが並べられたラウンジでは、ソフトドリンク類はすべて無料。アルコール類は有料です。有料で食事をすることもできます。数は少ないのですが、足を伸ばしてくつろぐことができる席もあるので、狭い飛行機内での移動前に良いリラックスタイムとなります。
各テーブルにはコンセントが用意されていて、Wi-Fiも飛んでいるのでモバイル機器を使用するにも快適な環境。必要ならば有料でコピーやコインパソコンを利用することも可能です。
雑誌や新聞もあるので、何も持たずに行っても退屈することはありません。国際線の場合2時間前までにカウンターでのチェックインを済ませなければならず、どうしても時間が余ってしまいがちなのでラウンジでリラックスタイムを過ごせるのはとてもありがたかったです。
■エポスゴールドカードを年会費無料で利用する方法
通常5,400円の年会費がかかるエポスゴールドカードですが、実はこの年会費が無料になる方法が2つあるのです。
◎エポスカードからのインビテーションを受けてアップグレードする方法
通常のエポスカードを使い続けていると、エポスカードからゴールドカードへのアップグレードのインビテーション（招待状）が届くことがあります。
このインビテーションが届いた方は年会費が永年無料となります。ゴールドカードに変更するデメリットはほとんどないので、インビテーションが届いた方は迷わずアップグレードすることをオススメします。
インビテーションの条件は非公開となっていますが
・順調に支払いを重ねていること
・実績があること
などが条件とされていると言われています。
調べてみると、年間50万円程度利用するとインビテーションが届く人が多い模様です。私自身も、年間50万円を利用した翌年にインビテーションが届きました。また、長く利用している人に突然インビテーションがあったという話もありますので、通算の利用額が一定以上になったら招待が届くのかもしれません。
◎通常通りゴールドカードを申し込み、年間50万円以上利用する
こちらはゴールドカードの申し込み時に明示されている条件なのですが、ゴールドカードを申し込んだ後に年間50万円以上を利用すると翌年以降年会費永年無料で利用することができます。最初の1年間だけは年会費がかかってしまいますが、条件が明示されているだけに確実な方法であると言えます。
どちらの方法の場合も、通常のカードからゴールドカードにアップグレードする場合にはカード番号が変更となります。毎月の支払などに利用している場合には手続きが必要になる場合もありますので注意が必要です。
■デメリット
最後に、エポスゴールドカードのデメリットについてご紹介しておきます。
◎年間50万円以下の利用だとポイント還元率が低い
エポスゴールドカードの場合、年間の利用額が50万円を超えるとボーナスポイントがありますが、それまでのポイント還元率は200円で1ポイント、すなわち0.5%となっています。全てをマルイの店舗で利用した場合でも1%と他のクレジットカードと比べてさほど高いとは言えません。
◎家族カードがない
もうひとつのデメリットは、家族カードがないこと。エポスカードでは、通常のカードはもちろんゴールドカードでも家族カードの制度がありません。
家族カードを利用したい方は他のクレジットカードが必要になります。
個人的にはこれらのデメリットを考慮しても持つ価値のあるカードだと考えています。条件を満たせば無料で持てるゴールドカードはなかなかないのではないでしょうか。特に、海外に行く機会の多い方にはオススメですよ！
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